花岡パトリオット
故郷花岡を愛する社会人、仮ピーの、折り紙、遊戯王、音楽、アニメ、漫画などの趣味を紹介していくブログです。 同じ趣味を持つ方々との繋がりを増やしていくことが一番の目的です。 どうぞごゆっくり。
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ローマ帝国の盛衰を今に伝える世界遺産「ラス・メドゥラス」
らすめどぅらす3
切り立った崖、巨大な山。

見事な自然の造形物。


……と、見せかけて実は、この景観は人間が作り出したものなのだ。
ここ

今回紹介するのは、スペイン北部、レオン県に横たわる、金鉱山跡、ラス・メドゥラスだ。



今から二千年前のこと。

ローマ帝国が絶頂の時期、この地を征服したローマ人は水路を建設し、数百キロ先から水を運び込み、この金山で砂金を採掘していた。

らすめどぅらす4

崖にはたくさん穴が開いているのだが、これは人間が移動するための坑道ではなく、
水を流し込んだ跡だとされる。


当時、彼らは非常に高いレベルの知識と技術を持っていた。

一度金山に穴を掘り(貫通はしない)、その中に水を一気に流し込めば、水圧によって押しつぶされた穴の中の空気が、岩盤を破壊し、山を丸ごと削り落とした。

彼らは水を自在に操り、水力による効率の良い黄金の採掘を行った。
らすめどぅらす1

そうして削り残された山の姿が現在に残っている。

ちなみに、山を壊される前、この場所は台地だった。

らすめどぅらす5

どんだけ削っとんねんお前ら。



山を削った水は下流に集められ、そこで人の手によってふるいにかけられ、砂金を採取した。


金の採取と山の破壊は250年におよび、採取した金で金貨を発行、莫大な財源を得たのだ。


しかし、金が枯渇を始めると、ローマ帝国の勢いは衰退を迎える。

それとともに、ラス・メドゥラスは人の寄り付かないうっそうとした森におおわれるようになった。


ローマ帝国の滅亡は、ラス・メドゥラスの金の枯渇が原因だとされているが、それは山を200年以上も破壊し続けたことによる当然の結果ともいえる。

そうしていつしか、ラス・メドゥラスは、金鉱であったことさえ忘れ去られてしまった。

らすめどぅらす2


自然を破壊して富を得ようとする、そんな矛盾したやり方が、ローマ帝国の崩壊につながったといえるのだ。


一方で破壊から見事な再生を成した自然は、人間の盛衰を今もすまし顔で見つめているのである。
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