花岡パトリオット
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解読不可能!!謎の書物「ヴォイニッチ手稿」
ヴォイニッチ1
ヴォイニッチ手稿(ヴォイニッチ写本ともいわれる)は、暗号と思われる文字と、多数の挿絵のある、230ページほどの古文書である。

暗号はそのルーツすら解明できず、また、挿絵も意味不明なもので、もちろん内容や書かれた目的も一切わかっていない。
と、いうわけで写本の一部を見ていきながら、どんな感じなのか味わってみよう。

ヴォイニッチ2

ヴォイニッチ3

これらの挿絵は謎の植物。

ゲームのモンスターのようだけど、葉っぱや花、実の形は不気味なものが多い。

ジャガイモのようであったりひまわりのようであったり、菊のようであったり。

挿絵に関する解説文があるが、もちろん意味不明な文字。

ヴォイニッチ4

これは……、胎児かな?

この手稿は医学書だったのかもしれない。
上の謎の植物は薬草?

どちらにせよあんな植物が存在しないことが問題なんだけど。

ヴォイニッチ5

これは宇宙?
天体?

銀河系のようなイラスト。

ヴォイニッチ6

解説文は何の役にも立たない。

ヴォイニッチ7

中国の冬虫夏草みたいなイラスト。

医学書なのかなあ。

ヴォイニッチ8

やっぱり出てくる不気味な形の植物。

ヴォイニッチ9

お、人が出てきた。

湯あみの最中?

文字は見ての通り、アルファベットでもアラビア文字でも漢字でもない、グネグネした特徴的なもの。

ヴォイニッチ11

なんだこりゃあ。

宗教的な儀式の様子?

ヴォイニッチ12

植物というよりは深海の生物みたいに触手がうねうねしている謎の生き物?

ヴォイニッチ13

湯あみ(?)をする女性。

ヴォイニッチ14

風刺画みたいな絵。

女性は儀式の生贄か何かだろうか。

風呂場(プール?)が謎の管(配水管?)につながって、その先には花のような不気味な物体。

ヴォイニッチ16

またまた出てくる謎の植物。

ヴォイニッチ17

どろどろに溶ける女性(?)と、読めない説明文。

ヴォイニッチ21

なんだか気分が悪くなってきそう。

ヴォイニッチ22


……と、紹介したヴォイニッチ手稿。

ここからはこの手稿にまつわるお話。



1912年、アメリカ人のヴォイニッチというおっさんが、イタリアのローマ近郊のモンドラゴーネ寺院で、この手稿を発見した。

ローマ近郊


作成時期は14世紀から16世紀頃と考えられている。

アリゾナ大学で行われた放射性炭素年代測定により、使用されている羊皮紙は1404年から1438年に作られたと判明した。

ヴォイニッチ23

手稿には、緻密で鮮やかな植物のスケッチが多いが、天体や宇宙に関すると思われるイラスト、プールにつかる女性のイラストも数点。

文字は全く理解できないため、たくさんあるイラストから内容を推測しようと試みても、それらは失敗に終わっている。

描かれている植物に実在するものは一つもなく、何のために架空の植物のスケッチを説明文とともに残したのか、全くの不明だからだ。

ヴォイニッチ24

さて、挿し絵のなかに、浴槽に浸った女性の絵があり、この絵については、中世南フランスで12世紀から13世紀ごろ栄えた、キリスト教の異端教派とされるカタリ派の「宗教的な自殺」の儀式のさまを現しているという意見もあった。
そして手稿全体も、カタリ派の教義書か関連文書であると考えられたが、仮説に留まり確認できないだけでなく、反論もある。

また描かれた女性は全裸であり、このことから服飾に基く執筆当時の時代判定をより困難にしている。
困ったもんだ。

ヴォイニッチ26

文字もイラストもでたらめなんじゃねえの!?

と、言いたいところだけど、暗号文を言語学の統計的手法で解析した結果、本文はでたらめな文字列ではなく、自然言語か人工言語のように、確かに意味を持つ文章列であると判断されたが、なお解読されていない。

ヴォイニッチ27

発見当初と、初期の暗号解読研究では、画期的な内容が記されている可能性が考えられ、解読に対し大きな期待がかけられた。

しかし、今日では、どのような暗号なのかという知的興味と、解読することへの知的挑戦において魅力があるが、内容は、もし解読できたとして、それほど特筆するような驚くべきものではないだろうという意見が大勢を占めている。

そう、苦労して解読しても、「で」っていうだけで終わるかもしれない。


ヴォイニッチ28

さて、この謎に満ちたヴォイニッチ手稿を書いた者は誰なのか。

それすらも謎なのか。


実は、書いた人物として目される男が一人いる。

彼の名はロジャーベーコン。

ベーコンおいしいよベーコン。

ベーコンは13世紀の哲学者で、「驚異的博士」と呼ばれた大天才。

顕微鏡、望遠鏡、蒸気船、飛行機が発明されることを予言、ニュートンよりも400年早く光のスペクトルの実験を開始している、化学、光学、数学、天文学のプロフェッショナルだ。


歴史的にこの手稿は、ロジャー・ベーコンが著者であるとして、1582年、ボヘミア王ルドルフ2世によって購入されたことが分かっている。

錬金術関連の著作であると考えられた。

他方、ベーコンは、英国の時代を先取りした実証的科学者・天文学者・思想家であり、挿し絵から見て、薬草学に関する何かの知識か見解を、宗教的迫害から守るため、非常に特殊な暗号を使って記載したのではとも推定される。



しかし



ヴォイニッチ手稿は暗号で書かれた貴重な研究書などではなく、単なるでっち上げだという説も唱えられている。

その説を生んだ犯人がこいつ。

ボヘミアの錬金術師エドワード・ケリー
謎を作った男

彼はルドルフ2世から金を詐取するため、もしくはライバルだった英国の著名な魔術師・錬金術師として知られるジョン・ディーをかつぐために偽造したと目されているのだ。

ジョン・ディーが手稿入手の背景にいた人物であることも理由の一つ。

もし本当だったらクズ野郎だな。



しかし偽造だったにせよこのような暗号を作ったからには彼も大天才であったことに疑いの余地はない。



1945年、暗号の天才と呼ばれ、第二次世界大戦時、数々の暗号を解読したウィリアム・フリードマンが解読に挑戦したが成功しなかった。

フリードマンは暗号というよりも人工言語の類ではないかとの示唆を残している。


こういう謎は、解読したいと思う反面、いつまでも謎のまま、ロマンに満ち溢れたままでいてほしいという気持ちも出てくるから困りもの。
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コメント
コメント
胎児の画像、初めて見ました!ありがとうございます。
2012/07/28(土) 00:21:49 | URL | あ #- [ 編集 ]
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