小学生とその親、というお客さんがほとんどで、俺もそのブースの一つを担当した。

これは俺たちの作ったポスター。
内容は、出し物のレジンクラフト工作の原理が紹介されている。
レジンクラフトとはなんなのか?

これを利用して、型に流し込んだレジン液を固めて、アクセサリーに使うことができるような、立派なクリスタルを作ることができる。
液体は個体になった後も透明で、着色料を使えば綺麗な色がつくし、液体に飾りを入れてから固めることで、クリスタルの内部に飾りつけをすることも可能。

科学の実験を体験するタイプのブースが多い中、子供たちはこういうのを「持って帰れるブース」をとても喜んでくれる。
しかしクラフト創作はUV照射時間がかかるため、そう多くの人数を捌くことができない。
イベント開始から30分で当日中の整理券が売り切れるという事態になり、ブースに来られなかった人が多くなってしまったのは残念だった。
そんなこんなで立ちっぱなしで2日間同じ解説を何度も行うのは疲れもあったが、子供たちの笑顔に癒されました。
そういえば、俺の母親は子供の時から俺たち姉弟妹を、こういう科学のイベントに参加させてくれていたなぁ。
あの頃は目の前の液体窒素やスライムに目を輝かせていたなぁ。
そう、今俺の目の前にいるこの子たちにはいつまでも科学が好きでいてほしい。
俺のように物理が、実験が、研究が、大嫌いで怠惰な大人にならないことを願う。
いったいどこでこんなことになってしまったんや……!!

レジンクラフトを初めて知った人がどれだけいるか知らないけど、手芸界では割とメジャーなものらしい。
手芸店を唄っているお店ならば必ずレジン液や、レジンクラフト用の型が売っている。
レジン液や着色料、飾りパーツは100均で購入が可能。しかもたいていどこのダイソーに売っている。
レジンクラフトを始めるにあたっては、拘りだせば作品の形をつかさどる型は値段が張るのも多いが、大きな出費となるのはUV照射器くらいで、型同様何度も使うことができることから、4000円程度の初期投資でかなり楽しめると思います。
レジンクラフト作品を紹介するサイトは山ほどあります(折り紙よりも多いくらい)ので、興味のある方は是非初めて見てはいかがかしら?
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