花岡パトリオット
故郷花岡を愛する学生、仮ピーの、折り紙、遊戯王、音楽、アニメ、漫画などの趣味を紹介していくブログです。 同じ趣味を持つ方々との繋がりを増やしていくことが一番の目的です。 どうぞごゆっくり。
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【映画】「心が叫びたがってるんだ」を見てきました(20150920)
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はっきり言って、思っていたよりはかなり良かったです。

映画の感想を書く前に、ごくごく当たり前のこと、を言わせていただきます。

まず、演説をしようと思ったとき、または演説なんて大それたものじゃなくても、人に何か話を聞かせようとするとき、人は、どういう人の話を聞きたいと思うのか?ということ。
それは話の内容云々は聞きはじめてくれた人を引き込めればそれでいいわけで、そもそも聞き始めてくれるには、話している人自身が、話している内容について自信を持っていなければならないと思うんです。
(たぶん……、こう……?)と思いながら授業しても生徒は絶対聞いてくれない。
自分が話している内容についての「自信のなさ」は必ず聞く側には伝わってしまうものなんです。

↑全部教育実習の受け売りです

で、その点「ここさけ」の映画の場合は映画の宣伝の仕方がてんでダメで、「あの花スタッフが贈る」と謳ってめんまが宣伝やって、前売り特典はあの花とコラボという、ヒット作であるあの花にすり寄った売り方が目立った。
実写ドラマ放送前であの花のCMも兼ねていたのかもしれないが、少なくともこんなCMだと、
「あの花のスタッフが作ったんだ、へ-、あの花と同じで面白いかも!見に行こう!」
という感想よりも、
「なんで新作アニメの宣伝なのにあの花に宣伝させてるんだよ!スタッフにとってこの映画は、そんなに自信のない作品なの?
と思ってしまっていて、とにかく俺はこの映画を見たいとは全く思えなかった。

映画を見に行ったのは友達に誘われたからですが、一緒に行った友達の中には俺と同じ感想を持っている方もいて、
「ぜんぜん期待してない」
「あのCM見るたび吐きそうになる」
などと散々な前評判。



そんな低いテンションの中見た映画でした。以下感想です。

まとめて言うと、思っていたよりもかなり良かったです。
「思っていたより」というのがどのくらいの良さなのかは、期待度が低すぎるせいで褒めているようには見えないかもしれないんですけど、個人的にはあの花より好みです。

「お城にあこがれる女の子」が、「お城から出てきた父親を目撃し両親の離婚」というモノローグはかなり衝撃的でしたよね。
冒頭から斜め上の展開、この辺りですでに俺の心はつかまれていました。
主要キャラは4人なんですけど、4人がクラス全体を巻き込んで一つのミュージカルを成功させる、という単純なストーリーに、ちゃんと各キャラクターがうまく関係しあっていて、かなり良くできているストーリーでした。
リアル志向の作りで、現代のかなりリアルな高校生の青春模様が描かれている中、主人公の抱えるトラウマが玉子という謎の存在に比喩されていたところもわかりやすくてよかったです。
「リアルさ」についてスタッフの名前を充てたという、主人公の属するクラスメイトのデザインをはじめ、モブキャラのデザインです。ふつうのアニメと違って形が整然としていないのが良かった。簡単に言うと、モブがかっこよく、かわいく、描かれているわけではないということです。そこがかなりいい。これは映画でさえもなかなかやらないことです。ようするに現実に近い。クラスの中心だった仁藤はともかく、はっきり言って成瀬もそんなにかわいく思わせるように描いていないのかな、とも思いました。
坂上と仁藤の「過去に何かあった二人」の過去が語られる前からなんとなく分かるような距離感で描かれていたりとか、田崎の「城に行ったりしたのか」「つきあえよ」というぶっきらぼうなセリフもかなりリアルです。現実の高校生は劇的に交際を始めるばかりではなく、劇的に破局をむかえることはない、こんな感じだろうな、って、なんとなく分かる(俺の青春には無縁だったけれども)。
成瀬の家庭環境、田崎をとりまく野球部のくだり、乗り気でなかった田崎を説得しクラスを扇動してミュージカルを始めようというところまで、描き切れないくらいの工夫でかなりリアルさに拘っているのが伝わりました。
しかし、本番すんでのところで成瀬がステージに立てなくなり、それを坂上が探しに行く、という展開はフィクションに出来上がりすぎていて、それまでのパートと比べてかなり異色さが目立ちました。でもこのくらいしないと、劇場で人に見せるようなドラマにはならない、ただの頑張ってミュージカル成功させてやったね終わり、という話になってしまうのが難しいところかなと思いますけど。
成瀬がいなくなったときに「要するに痴話のもつれ?」となってそれまで一緒に頑張ってきたクラスのみんなが一斉に冷めてしまうのが個人的に良かったです。
成瀬を探し出して説得する辺りも「どうせなんやかんやで戻って成功するんでしょ?」って思わせないくらいの緊迫感で描いていたので、俺はハラハラしながら見れたのでかなり楽しめました。
また、成瀬が玉子のトラウマを打ち破って会場に戻り、客席の間から登場、というのはコテコテの定番ですがやはり盛り上がったし、まるで現実で起こったことを目の当たりにしているかのような感動がありました。これはそれまでリアルな空気感を作ってきてくれたから、唐突なフィクション性がうまく作用したのかな、とも思います。
劇中劇も、劇中劇の娘の姿に涙する成瀬母もかなり感動できました。
メイン4人が迎える恋愛の終着点も意外性があるようで、「あ、なんかわかる」という組み合わせだったのが良かったですw
仁藤は成瀬の代役に挑むときの「おうっ!」もカッコよかったですが、「今は田崎に便乗したみたいになっちゃうから、また今度にして」というところがかなり良かったです。
上で「あまりかわいく魅せるように描いてない」と言った成瀬も、坂上に即答でフラれて「知ってた」と笑うところと、田崎に告白されて驚くところがかなりかわいかったですかね。
そして主題歌なんですけどあんまり評判は良くないですかね。俺はそんなに気になりませんでしたけど。
スタッフロールの後に「おしまい」と出てしまったのは少しさみしかったですけど、後から考えてみればあれでよかったのかもしれないです。
後日談は描かない方がいい。
坂上と仁藤、成瀬と田崎、彼ら彼女らがその後うまく行ったかどうかはどうでもいいです。高校卒業しても付き合っているか、1年付き合って別れたか、そもそも成瀬はOKしたのか、その答えがなんであっても、それはそれでリアルな青春なのかな、と思いますので。
ただ、甲子園に出場する田崎を全力大声で応援する成瀬、っていう構図はちょっと熱いですね!
いい意味で色んな想像ができて、後味もよい映画だったと思います!!

いい映画だったと言えば言うほど、宣伝がかなり惜しいことしてしまったのかな、と思います。
ネタバレ満載でこういうこと言うのもなんですけど、CMだけ見て「くせぇ、ぜってー見ねぇ」と思っている方がいたら、それはちょっともったいないと思います。
ぜひ劇場に足を運んでみてください!


ちなみにこの日、坂上役の声優・内山昂輝さんと、創作画家監督の田中将賀さんの舞台挨拶の上映で見ました。

内山昂輝さんと言えば、このブログを見ている方に簡単に伝わるように言うならば、
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アニメ「C」の主人公、余賀公麿役を務めた声優さんです!

そういうこともあって、舞台挨拶、かなり楽しめました。
坂上の方がよっぽどヒロインでしたよね!に対して内山さんの「え?どういうことですか?」や、内山さんの「広島焼き」発言には笑う。
田中さんの、4人の迎える恋愛模様の結末に対するコメントが面白かったです。
映画を見た後の舞台挨拶だったので、演出上気を付けたところなどのお話を聞けたのが良かったです。


この日はこの後俺は断れなかったバイトに泣く泣く向かって、その間夕食を済ませた友達宅で夜中の2時まで駄弁ってすごしました。
おわりです。


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