
これは、今日俺が3分で書いたうんこ展開図。
コイツをゴリラして作る。
以前は後ろ髪に使っている部分を頭部に、頭部に使っているカド(腕を折ったら副二次的に得られる)はてきとうに上半身の衣服とかにしていた。
要するに北條さんのガブリエルと同じと言ったら失礼かもしれないが、まあ、同じであった。

要するに、今回はとんがりカドを広げてフードを作って頭部にした。
顔を作るスペースがないから、顔を手で隠すという手段をとった。
と、いうよりは、顔を覆っている人物像だったら、顔を折る必要がないじゃん、という発想が先。

「悲嘆にくれている」様子を顔ではなく顔を覆う手で表現させるからには、指は長めに取った方がいいかな、と思ったので、見ての通りかなり贅沢に領域を割いている。
「のっぺらぼうの人物像しか作らないの?」という質問に対する答えのひとつのつもり?
顔を折らなかったのと同じように、腕の取る形が初めから分かってるから、腕も肘からしか独立させていない。
俺はこれで十分いけると思ったけど、ちょっと腕の長さが足りなくて不自然な形かなぁ、泣いているように見えない。
いないいないばあしているように見える。

フードと、フードのすそから覗く後ろ髪を表現する余裕ができたので、後ろからの鑑賞に堪えうる作品になった。
背中が隠れさえすればどうでもいいです。

使った紙は100均模造紙(一枚当たり13.5円)。さすがに指が厚かった。
これ、学校で2時間くらいで折ったものだった。
手元にボンドがなかったので巻きつけた針金一本と、クリップ一個だけで形を保ってる。
力なくだらりと下がった翼はその過程で生まれたものだが、思いがけず作品に合った形で落ち着いた。
もうちょっとまともな紙でまともな仕上げをしたらまともな作品になるかもしれない。
つづく
201509080315
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