花岡パトリオット
故郷花岡を愛する学生、仮ピーの、折り紙、遊戯王、音楽、アニメ、漫画などの趣味を紹介していくブログです。 同じ趣味を持つ方々との繋がりを増やしていくことが一番の目的です。 どうぞごゆっくり。
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【雑学】子供の頃は一日が長かった……。人生エントロピー増大の法則
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推薦入試も終わり、理系男子としての自尊心を取り戻しかけた仮ピーが物理学の小話をするよ。
タイトルは「人生エントロピー増大の法則」。

3年くらい前にジャネーの法則について話したことがあるが今回もそれに関連した話。


まず「エントロピー」という言葉についてご存じだろうか。

エントロピーとは、物理学の中でも熱力学の分野で頻繁に登場する。
簡単に言うと、系の「乱雑さ」「質」のことだ。
物質の温度が絶対零度(それ以上温度が下がらない状態)をエントロピー「0」として、そこで熱現象起こる限りエントロピーは必ず増大する方にしか起こらない、というのがエントロピー増大の法則である。

例えば氷と水では、水の方がエントロピーが大きい。
液体である水よりも、固体である氷の方が水分子が規則的に並んでいるので、系の「乱雑さが小さい」「質が良い」ということになる。
そして空気中におかれた氷は、周囲の温度を下げながら(空気の熱を受け取って)水に変わっていく。
氷が水に変わっているので、エントロピーは大きくなっている(乱雑さが大きくなっている、質が悪くなっている)。
一方、空気中の分子は少なからず熱を奪われ温度が下がっているので、氷が解ける前に比べてエントロピーが小さくなっているように思われる。
氷に奪われた空気の熱を、溶けて見ずになってしまった氷から取り出して空気を元の温度に戻し、かつ水を氷に戻すことはできない。
つまり、系全体として、氷の融解という熱現象はエントロピーの大きな方にしか進まず、エントロピーが小さくなることは決してないということである。
これがエントロピー増大の法則である。


我々が日々過ごす時間のエントロピーも大きくなっている。
一日一秒ごとに年を取り、逆に進むことは決してない。子供の頃はもっと一日が長かった。
今よりもはるかにエントロピーの小さな時間を過ごしていたので、おなじ一日でも過ごす時間の質が違ったのだ。

梅雨明けに蝉の声を聞くようになると、幼少の頃を思い出す。
むわっとした温度は夏休みに学校のプールで泳ぎ、冷えた体をふく常温のタオルのぬくもり。
じめっとした温度は水着から着替えて、プールを後にし帰路に着くときの、髪から蒸発していく水分の感触に似ている。
散々遊び疲れてもまだ午後3時、「さあ、次は何をして遊ぼうか」。
一週間後なんてまだまだ先のことだった。やろうと思えば何でもできた。
あの頃過ごした時間は俺に多くの選択肢を与えていた。状態数(系の取りうる状態の数)が。

エントロピーの定義
S=klogW

人生エントロピーの定義
S=-klogW

おあとがよろしいようで。



こうやって世界は変化していたんだな。

私たちが知らないところで少しずつ、少しずつ、悪い方へ、悪い方へ……。



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