花岡パトリオット
故郷花岡を愛する学生、仮ピーの、折り紙、遊戯王、音楽、アニメ、漫画などの趣味を紹介していくブログです。 同じ趣味を持つ方々との繋がりを増やしていくことが一番の目的です。 どうぞごゆっくり。
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【映画】「たまこラブストーリー」感想記事
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うちの県は一か月遅れての上映だったので、中間考査と実験レポート提出が終わり、学校がひと段落ついたところで友達と見に行ってきました。


全体の感想としては、かなり良かったです。

劇場版公開前のこの記事で気になっていた、
・たまこ、もち蔵以外の人間がどれだけ描けるか、そして二人にどうかかわってくるか
・デラがいないことで「まーけっと」と異なりテンポが悪くなるのでは
という点についてはおおむね杞憂だった。


映画のよかったところ

・表情の書き込み
「相変わらずの京アニ仕様」って感じで、たまこだけでなくもち蔵もすっごく可愛いかった。
しかも表情や身振り手振りだけじゃなくて足元だけ画面に移す演出(けいおんの時からよくみられる)も健在。特に変わっていく周囲の人間に戸惑いを感じるたまこや、その隣にいるみどりの心情がすごく丁寧に足元から伝わってきたと思う。

・映画の中でのあんこの立ち位置
河原から走り出して家に逃げ帰ってからのたまこともち蔵との良い比較材料として起用されていたと思う。
映画が始まる前は「あんこは登場しなくても話が回ってしまうだろう」って友達と話していたけど、映画を見ながら「ああ、こういう役割があるんだ」と感心したくらいだ。

・映画研究会の風景
「まーけっと」の感想のひとつに、商店街と学校、両方の環境の中にいるたまことその周辺を描こうとしたために、どちらも不鮮明な部分が多すぎるのはよくなかった、と俺は思っていた。
特にもち蔵の学生生活なんて全く分からない。たまこに恋心を抱いていて、映画に興味がある幼馴染の餅屋の息子、ということくらいの情報だったせいで、ストーリーに絡ませようとしたらかならず恋愛関係の話になってしまう。
「ラブストーリー」は恋愛が主題なだけにもち蔵は第二の主人公。友人が多く登場しているたまこ同様、相談役も必要だし、恋愛以外に打ち込むものも必要だ。
そこで「まーけっと」でもち蔵が映画研究会にいるという設定が生きてくるし、たまこの映像をパソコンに保存していて大事にしていることもセリフなくしてわかる。
もち蔵がたまこと離れ離れになるきっかけにもなる。
映画研究会の中のもち蔵はいい使い方したな、って思った。

・みどりの細やかな心理描写
映画は一回しか見てないから、「この時みどりはどう思っているんだろう」「この時のみどりの仕草にはどんな意味があるんだろう」といちいち気にしながら見ていなかったのであんまり下手なことは書けないが。
少なくとも、みどりはたまこのことを大切に思っていると同時に、もち蔵の存在も気にかけていて、たまこが自分を含め、誰かのものになることを望んではいないということをわかっていればいいかな。
映画の序盤でみどりはもち蔵に告白をけしかけ、そして告白後は「本当に告白するとは思わなかった。見直した」と言っている。
でももち蔵をトイレの前でけしかけるシーンのみどりは、実際はもち蔵と同じ状況にある。もち蔵をけしかけることで自分を肯定しようとしたか、落としどころにしようとしたのだと思う(自分も商店街を去ることになるかもしれないため)。
みどりのしたことは確かにあまり性格が良くない。自分でも「自己嫌悪している」と言っている。
それがこの成長途中の高校生たちの、理屈だけじゃ行動できない未熟さでもあるし、同時に、終盤でたまこの背中を押すみどりの芯の強さも伝わってくる。

・バトン部のSUKIYAKI
バトン部の発表のシーンはよかった。特に各キャラクターの視線が丹念に描かれていたのが感心した。
映画研究会が映る画面に、わざともち蔵がいない空間を強調して映しているところが良かった。

・たまこともち蔵がコーヒーを飲むシーン
牛乳を取り上げられそうになるたまこや、自分で砂糖をもらいながら、砂糖を入れずにコーヒーを飲もうとするもち蔵。
二人の精神的な成長とその後の展開をにおわせる良いシーンだったと思う。

・史織の映画の中での立場
もち蔵に告白をけしかけ、たまこの背中を押したみどりとは異なり、史織とかんなの二人はたまこの大切な友人でありながら、「ラブストーリー」の根幹にはかかわってこない。
しかし、「この映画全体で鑑賞者に伝えたいことはなんだったのか」を考えたとき、それを顕著に示したのは間違いなく史織だと思います。
史織は進路のひとつとして留学を視野に入れている。
これは「まーけっと」3話以降、たまこたちとの1年の交流を通して大きく成長していることを示しているだけではない。
たまこも序盤で、「みんな変わっていく。みんな自分の未来のことを考えている」と言っていたが、これこそがまさにこの映画からのメッセージ。
つまり史織は、
「誰もがもつ悩みや成長といった物語を持っていて、今回はその中からたまこともち蔵のラブストーリーを取り上げたに過ぎない。
この映画はなにも特別なたまこの物語ではなく、鑑賞者である俺たちも同じように物語を持っているなかの一つにすぎない」

ということを示してくれる大きな要素の一つだった。




映画の良くなかったところ
・かんなの立ち位置
かんなは「まーけっと」で描かれていたのと比べてさらにネジが一つ飛んでいる印象があった。
ギャグテイストにしたい部分でいいように使われていた感じ。
彼女も史織と同様、たまこの周囲で小さな変化をたまこに伝えてくれる人物だったが、「高所恐怖症を治したい」というのだけでは弱い。
「実は釘が苦手になったこともあった」と、「まーけっと」ではなかなか弱点を示さなかったかんなが初めてそれを明らかにするも、それも結局ギャグでしかなかったようにおれは思った。
ただ、たまこの背中を押した後のみどりにフォローに入るという役回りは彼女にしかできなかったと思う。
かんなはみどりの気持ちをよく知っているはずだから。
でもそれだったら、たまこがもち蔵に告白されたことを史織と一緒に聴かされてすぐにみどりのフォローに入っても良かった。
最後にみどりがたまこを駅に向かわせるウソをつくきっかけになるような会話が、かんなとみどりの間に一つくらいあっても良かった。
それまでボケてばかりだったかんなが、真面目なトーンでしおりの背中を押す助言みたいなのがあったら映画がもっと映えたんじゃないかなって俺は思う。
俺の友達は「映画の中でかんながみどりの背中を押す必要はない」って意見がほとんどだったけど。

・救急車の中のシーンとたまこ母葬式の回想
この映画のなかで一番よくなかったのはここかなぁ。個人的にはね。
まず、たまこのもち嫌いを克服するきっかけとなるエピソードが、母親の葬式の時にもちの人形で慰めてくれた人物がいたというもの。
これが誰だったかは鮮明に覚えていないたまこだったけど、「たぶん、父親だったと思う」。
このとき感動した人は多かったと思うんだよね。
主題歌に豆大のラブソングを持ってきておきながら、たまこの母の葬式の時、彼女を笑顔にするためにもち製の人形で慰める豆大の心境を思うと涙を誘った。
「本当につらくて悲しいのは豆大も一緒なのにたまこを気遣って……」ってね。
そしてたまこは十年近くもそのとき慰めてくれた人物を父親だと思い込んでいたのに、教室で頬杖を突きながら突然
「あのときの人って、もしかしてもち蔵!?」って気付くわけ。
これは非常に良くない。
まず、そう気づくことになったきっかけが何も描かれてないし、豆大のやさしさは当て馬かよって感じちゃう。
だから俺は、救急車の中に乗り込んだ二人の会話を映してほしかった。
そもそも救急車でじいちゃんが運ばれたのは、告白後ギクシャクしていてまともに会話も挨拶もできなくなってしまっていたもち蔵とたまこを会話させるきっかけ創りの為だ。
救急車の中でもち蔵がたまこに、
「おじいさんが目を覚ました時に笑顔でいなきゃだめだよ」
くらいのことを言って、「この感じ、母親の葬式の時にも言われたような……」ってなるのが一番自然。
むしろそこ以外じゃ描ける場所なんてない。

でも俺の友達は「あの救急車の中のシーンは無い方が良かった」って言われてしまった。
自分の祖父が死にそうなときのたまこに、もち蔵のことを考えている余裕はないだろうし、もち蔵もたまこに声をかけるべきではない、と。
しかしそれは俺に言わせれば、だったらそもそももち蔵とたまこが告白後に会話をするきっかけが「救急車で同席する」
である必要がそもそもない。
病院の帰りにもち蔵の母が気を利かせるくらいだったら、たまこともち蔵が再び会話をせざるを得ないシチュエーション、しかもたまこが葬式のときのことを思い出すきっかけになるために、もち蔵がたまこを励ます、という構図を用意するべきだったんじゃないのかな。
例えばバトン部の練習が上手くいかずに泣いているたまこを励ます、とか。
まあ、そんなの告白直後のもち蔵にできるとは思えないけどね。
それだったらもち蔵がたまこを励ます構図がいらない。
つまり、たまこの母の葬式の時にたまこを慰めた人物は豆大でよかった。
その正体がもち蔵だったことが、たまこがもち蔵に「大好き!」と返事をする決め手になったわけでもなかろう。





思った以上に長くなったけど、俺の感想はこんな感じです。
同時上映も面白かったです。もうちょっと長いのかと思ったけど。
チョイちゃん可愛かったし、王子の威厳のなさも相変わらずのデラも笑える。
でも、これを見ているとラブストーリーのどこまでを見据えてまーけっとを描いていたんだろうね?ってすごく不思議。


あ、そうだ。


劇中の最萌シーンは間違いなく、


かんなに

「おしり向けて」

って言われて

「えっ!?何か付いてる!?」

と慌てふためく史織さん!!






これは絶対に譲らん




この一連の流れではみどりもかわいかった。女子同士の健全なじゃれあいってやつか。
劇場じゃなったらブヒブヒ言ってただろうな。




おわり
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