花岡パトリオット
故郷花岡を愛する学生、仮ピーの、折り紙、遊戯王、音楽、アニメ、漫画などの趣味を紹介していくブログです。 同じ趣味を持つ方々との繋がりを増やしていくことが一番の目的です。 どうぞごゆっくり。
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【日常】仮ピーの恐怖体験「紙人形の夜」
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※閲覧注意








一度も使ったことはないが、俺のアパートにエアコンがある。
その日もうだるような暑さだったが俺は暑さを我慢していた。
この黄ばんだオンボロエアコンの吐き出す空気を吸いたくない。
なんか臭そう。


それはそうと、一か月ほど前に気付いたが、エアコンの中に何かいる。
排気管の中が夜中になるとガサゴソと動き出すことがあった。
音の大きさから察するに、なかなかの体重だ。

排気管の先に鳥の巣でもあるのかと思ったが、外から確認してもそんな様子はなかった。
ネズミかコウモリだろうと思って放っておいた。


そして先日、5月20日(月)夕方のこと。

アパートに帰る途中、棟の入口でネズミが痙攣して倒れていた。
なかなか活きのいいネズミで、エアコンの中にはこんな奴がいるに違いない、と思った。


ちょうどその日、エアコンの排気管がカサカサと音を立てた。

俺は好奇心で、近くにあったハンガーで排気管をカツカツと叩いてみた。

しかし反応はなかった。


その日の夜中、日付は変わって5月21日(火)午前2時。

俺は眠りに付こうと部屋の電気を消し、ベッドに横になった。
俺が壁の方を向いて目を閉じていると、俺の背後、すなわち部屋の中央でトットットっと足音がした。
間違いなく背後に何かいる。
あの足音のリズムは猫そのものだったし、床を叩く体重もそのくらいのものだった。

しかし臆病な俺は振り向くことも明かりをつけることもできない。
なぜなら足音が止んだのは、背後にいる何かが部屋の中央に来た当たりだったからだ。
足音に反応して体をびくっと震わせる俺に気付いたその何かが、こちらに赤く光る眼を向けているのではないかと想像しただけで体は動かなくなった。

それから部屋から一切のもの音は消えた。
背中を向けた俺と、部屋の真ん中に立つ謎の獣との、まさに膠着状態である。

随分と時間が経って5分といったところ、あまりにもの音のしない部屋に、俺は安心を覚えた。
さっきの足音は気のせいに違いない、と思うようになった。

俺は咳ばらいをした。

その瞬間!

今思い出してみても信じられないことが起こった。

トットットットットット……。


締め切った窓の方へ、足音が遠ざかって行った。
互いの警戒心が解かれたように、その足音には慎重さがなかった。


行き場を失った謎の獣は消えた。

今度は別の場所でかさっと音がした。
その音がした方向に何があったか思い出してみると、オリガミティラノを飾っている棚の上であった。


俺は獣がそこへ移動したのでは、と想像した。

まさか本当に猫なのか。
帰宅時にすでにそいつは部屋の中にいて、俺が今まで気づかなかっただけか。

おそらく今までで一番の勇気を振り絞り、部屋の明かりをつけた。



直立していたはずのオリガミティラノが倒れていること以外、部屋に変わった様子はなかった。



あれ、一体なんだったんだろう……。


終わり。






そこまで怖いか?

いや、実際その状況に陥ったら怖いよ。

自分しかいないと思い込んでる場所に正体のわからないモノがいるっていうのは……。




そんなことより、夜中にクローゼットの中から聞こえてくる誰かの鼻息の方が気になる。
誰かいるのかな。
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ところで、さっきからお前の後ろにいるの誰?
2013/05/25(土) 21:09:14 | URL | あなたの後ろに名無しさんが #- [ 編集 ]
俺の場合恐怖より好奇心が上回るな
とりあえずそれネズミ、イタチ辺りだろうよ
2013/05/25(土) 19:16:37 | URL | 4N4NT #- [ 編集 ]
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